預金者が悪いという風潮について
個人投資家が増えないことが悪いという風潮がある。
今は積極的に資金を循環させることの重要性をどこでも目にする。
確かにタンス預金を投資に回せば市場に存在する資金量は増大するだろう。
だが未だに銀行に多くの預貯金が存在している。
つまり銀行が投資を積極的に行えば日本の経済的には循環していくことになる。
銀行の融資や資金運用の下手さに原因がある。
資金が滞留している原因は銀行にある。
仮に多くの人が銀行から預貯金を切り崩し投資に回したら銀行の預金残高は減少する。
それは融資や銀行自体の投資ができる元手が減ることも意味する。
現状においてこの程度の能力しか銀行がもっていないなら銀行の必要性も今後さらに低下していくだろう。
すでにクラウドファンディングなど銀行を通さなくても市場から資金を得る方法がある。
また近年流行りつつあるバーチャルユーチューバーといった事務所等をやりたいという融資話があったとしても銀行は融資できないだろう。
銀行の融資基準が厳格であるため利益を得る方法がATM手数料に集約化するのは当然だと思う。
また投資にしても投資会社よりうまくできているともいえない。
また銀行の規模が大きすぎるが故に販売管理費が高額になる傾向でもある。
投資にしても将来的にはAIが市場を先導していくだろう。
どこかの記事でみたが銀行の役割も終焉を迎えつつあるというのは早計ではないかもしれない。
とはいえこういった話が出てくる自体ネットがなかった時代には考えることすらできなかったのだから銀行は危機感をもっと持つ必要があると思う。
また政府にしても規制緩和で銀行を縛ることをやめないと倒産する銀行も出るだろう。