年末なので感想と来年について
横浜にベイシュラトンホテルがある。
横浜駅西口前にある高級ホテルで婚活ではよくそこの喫茶店を使う。
そのホテルには何故か占いコーナがあり、2〜3人占い師がいる。
今年は不幸続きだったので来年について占ってもらおうと思った。
の本を買ったのでその精度調査兼ねていた。
結果として去年と特に今年は15年に一度の酷い年であることがわかった。
思えば転勤して横浜に来てから労働環境は悪化の一途を辿り、責任は増大し、中間管理職として気を揉むことが多かった。
婚活のためにパートナーエージェントに登録しても成果は上がらなかった。
仕事のために人生があるような生活をしていた。
小売業を相手にしているため夜間工事や休日工事も多くある。
中間管理職として元請けと下請けの間にきっちり挟まれ社内のいざこざや施主に気を使う。
半年に一度の頻度で48時間以上の連続勤務もあった。
その上仕事のために資格を取ったりと忙しかった。
そのため原因不明の体調不良を抱え込み、時々布団から起き上がれないこともあった。
頭が硬直化して思考ができなくなりつつあった。
ブログに何か書くにしても頭が動かないため思いつくことすらできない状況であった。
FXが流行っており、最初うまくいったことから金額を増額したら100万円近く損害を出すような醜態も晒すことになった。
また横浜に来たことで車を手放すことになった。
レガシイB4の最高級グレードであったが、維持費に加えて月2万の駐車代に自分の給与が追いつかなくなった。
横浜に来たことで電車移動がほとんどなり車を使う機会もなくなったことも原因だった。
そこで自分は静岡にいたことと、今後静岡に転勤しないことを心に決めることとなった。
そして今年、病状が悪化した。
原因不明の胸の痛みに襲われ、病院では一度不整脈が出たが異常が見当たらなかった。
精神科に行っても改善しない。
薬漬けにされると思いやめてしまったが当然改善しない。
秋が深まってくると病状がさらに悪化し死ぬと思うようになった。
そのためネットで調べて求心を飲んだらだいぶ改善された。
すごいぞ求心!
とはいえ病状がここまで悪化した原因は当然仕事にあったので転職を真面目に考え始めた。
そんな時炎上確実な現場に送り込まれた。
72時間ろくな睡眠を取らず、5日間現場に張り付き状態で、工程が変更の嵐、開店日に商品損害を発生させるなどろくなことがなかった。
そして現場の元請けの営業が過労と精神を追い込まれたことによる病死を遂げるに至った。
自分のやっていることの仕事で他の人がやると死ぬという事実を突きつけられた。
この業界が病的なんだと思った。
大きな会社なので過労死認定できず、病死となったが遺族が裁判所に訴えれば第二の電通騒ぎとなる。
大人の政治事情を聞きつつ何よりびっくりするのはなんで死んだという批判じみた声だった。
ここまで現場に押し付けた結果ということを理解できなかったのか酷いの一点に尽きる。
周りを見渡せば出世を遂げた人が人間性を喪失し、会社のために自分を殺すことに長けた人だということに気づいた。
会社の損になるが道徳的に正しい行動は厳禁である。
そこに非人間性を垣間見た。
中小企業であるが、将来は最低課長が保証されていた。
状況によっては支店長や役員も目指せる優秀さを持っていた。
自分もそう思っていたし、何より周りの評価はすこぶる高かった。
元請けも下請けも評価をしていただいていた。
しかし非人間性を垣間見たことで会社のことや出世のことなぞ頭から吹き飛んだ。
将来の自分をみることで恐怖した。
金と人間性を引き換えにするがごとき行為をしていることに驚愕する。
そして出世をしたからといって会社から何をもたらされる?
会社の社員に対するぐうしかたをみるとメリットを感じられなかった。
平気で人を処罰するが口ではアットホームな会社という歪んだ精神構造に身を置くわけには行かないと思った。
転職活動が始まった。
露骨とも思える平日代休を何回も取得して面接に行った。
最初の会社はほんの試し程度で受けた。
転職エージェントであるエン・ジャパンの勧めで受けた。
資格の力は素晴らしいことを実感した。
業種が違っているが、今までの経験と国家資格を取得したことにより面接がトントン拍子に進んだ。
こうなるともはや採用のために書類を揃えるための面接となっていた。
もう一社も受けたが以前の会社と同じような匂いを感じて辞退したが、辞退しなければ入社できた。
他にも数社あったが最初がうまく進んだため見送りした。
そして最初の会社に採用となった。
採用となったため退職届を提出した。
面接の途中で退職願いを出しており本年度中をめどにという話をしてあった。
社内の引き止めはほとんどなかった。
労働環境が劣悪である話をしたため理解を得られた。
また自分が転職先を決めており意思が硬かったこともある。
しかし引き継ぎをするのに課内が忙しく結局書面での実施となった。
そして役員会の決定を待つというが決定が遅いため、決定と同時に有給消化となった。
何勝手に有給消化しているとか言われたが、決定を待つだけのために消化できないのは理不尽だと思う。
結局会社都合で消化しきれなかった。
また課内の調整不備のため、会社に内緒で現場に2回ほど行った。
円満退社をするため静岡にも行っていろんな人にあいさつ回りもして退職となる。
延々と書いたがほとんど仕事の内容しかないことにうんざりしている。
世界は広く、興味をそそることがたくさんあるにも関わらず仕事だけしているのは人生の無駄遣いである。
また胸の痛みも後遺症のように精神に負担がかかると再発する。
引っ越しをした関係で、初期費用や家財道具を揃えたりしたため80万円以上を使った。
もう面倒だから100万円使ってやろうと思い、いろんなものを買ったり、キャバクラに行ったりして遊んだりした。
有給消化中に頭が硬直化していたのが少しづつ治った。
そのため視界も広がり、ブログも再開できるようになった。
店員にも冷たく当たっていたのが改善され、いろんなことに感情を持つようになった。
まさしく人間性を取り戻したのだ。
そのため1ヶ月ほどの有給消化のうち後半2週間は充実していた。
できればもう一ヶ月ほしいところだが来年からは新しい仕事が待っている。
さて来年の話をしよう。
占い師の話では来年か再来年にはいい出会いがあり、将来的には結婚できると言う結果だった。
手相からも確実に結婚するタイプであるというありがたい話も聞けた。
自分はとにかく優しいタイプであるという星座と誕生日らしく人間性を喪失していたことは自分の長所を殺したことになっていた。
また次の仕事は人間関係も良好で長く続けられるということで来年からは風向きが良い方向へ変わる。
こういう話を聞くと自分の選択したことではあるが、神の見えざる手を感じる。
転職するときもこれは自分の選択だが、大きな存在によって動かされているのを感じた。
運命というのかわからないけど。
人間は自分で考えたといっても自然の大きな力で動かされているに過ぎないと感じる瞬間であった。
自分は特別宗教を信じているわけではないが、神のような大きな存在を信じている。
日本的なアニミズムの価値観は高度に発達した現代社会でも気づかないだけで多く存在しているのを感じる。
占い師の言うとおりになるかは分からないが、よい方向へ向かうことを期待したい。