会社の休日対応について思うこと
今年は皇太子の天皇への即位に伴いGWが10連休取れる会社がある。
一方で前後半別れて7連休だったり、全くとれないビジネスパーソンもいるだろう。
近年特に労働者が休めるようにするという風潮(労働者が権利を行使しているだけだが)により企業側も休暇に対して認めるようになりつつある。
とはいえ休暇を取る際の大きな問題が解決されない企業が多くあるように思う。
それは休暇の理由書くというものだ。
考えてみれば上司に何故休暇の理由を説明するのか不思議でしかない。
休暇に対する企業の考え方がここにあると思う。
理由を書かせるのは休暇の内容が仕事よりも優先される正当な理由であるかを精査するためだ。
休暇であるプライベートと仕事を両天秤にかけてどっちが大事かを測ること自体おこがましいことだ。
その休暇が如何に大事かを説明するという行為自体によって取得率も下げられる効果もある。
仕事に対する熱意の比重が高すぎると思う。
仕事はより良い人生を生きるための原資を貯める為にするものだと思う。
多くの人は仕事=趣味ではなく、対価を求めて労働力を提供している。
当然自分が一番大事であり、他者に休暇の理由を説明することはおかしいのだ。
好きなアーティストのライブやゲームの発売日だから休暇を取るというのは本人にとってとても重要なことであり、他者が査定するものではない。
権利は選挙権を行使するか否の選択と同じである。
選挙に何故行くかを他者に毎回説明しないのに休暇は説明を求められるのはおかしいのだ。
仕事を優先する余りに人権を踏みにじったり、蔑ろにすることが会社に入ると多かれ少なかれ発生する。
しかし本来は仕事よりも個人の道徳や倫理観を尊重することの方が人間として大事である。
何故多くの人は仕事を優先する為に、人間として大事なものをいとも簡単に捨ててしまうのか不思議でしかない。