ふるさと納税をやってみて思ったこと
以前ふるさと納税について批判的なことを書いた。
逆累進課税制度であり、貧者が利用するには難しい制度であることは変わりない。
しかし結婚を迎えるにあたって金が数十万円単位で出ていく状況に利用することにした。
年末の駆けこみだったためさとふるを使いアマゾンポイントも貯めつつ利用できた。
さとふる自体は利用するのは簡単であり、煩わしさもなかった。
商品も役所と提携しているところから順次届くし最後に役所より証明書も届く。
納税先の観光案内パンフレットや商品購入用紙も入っており次に繋げようと必死になっているのが伝わった。
しかしふるさと納税の最大の問題は、二点に尽きる。
それは納税する内容と納税額の上限だ。
そもそもふるさと納税はどんな種類税金なのかということを知る必要がある。
税金と聞くだけで制度の複雑さから逃げ出す人続出である。
特に貧困層にとって国が提供している各種サービスについてほとんど知らないし、手続きが煩雑であるため利用しにくい現状がある。
また学歴が低いため少しでも勉強要素が入るととたんにやる気を喪失してしまう傾向がある。
話が逸れたがふるさと納税は翌年度の住民税を特定の自治体に納めることでお礼がもらえる制度だ。
いまさら聞けない「ふるさと納税」 【オロゴンのTwitterアーカイブ】 | お金とライフハックの勉強室
ただ手間代として2000円引かれる。
多くのサイトでいろんな謳い文句があるが簡潔のするとこうなる。
お礼はその土地の品物であったり、体験であったり色々ある。
ただ確定申告と絡んでいるから制度が複雑化しているように見える。
これもワンストップ制度を利用すれば考える必要がなくなる。
だが税金であるため納税額を知る必要がある。
納税額を知る方法は源泉徴収票を用意し下記サイトをみればすぐに出てくる。
調べれば説明が色んな所でされているが、興味がなければ知ろうとは思わない。
こういったことを知ろうとするか否かでこれからの社会はさらに格差が広がると思う。
今までが弱者や理解の足りないものに対する配慮が多かった。
だが社会が貧しくなるにつれてそういった余裕は失われる。
ふるさと納税は来年から返礼率が低下するが、こういったことを知らないことが格差を拡大させる。
知らないことが罪となる時代となった。