懲罰的な軍事行動の危険性について
日韓の摩擦が大きくなっている。
レーダー照射問題のみならず、徴用工問題に端を発した日系企業の資産差し押さえや経済問題による反日活動の激化などが原因となっている。
今回の件にしてみれば韓国に全面的な非があることが明らかであり、ニコニコ動画に上っていた嘘MADのように艦長のジョークを真に受けた船員がやってしまったというのが事実であってほしいと思うくらい状況は悪い。
韓国の強圧的な態度に対して日本は冷静に切れている。
極端から極端にふれることの多い日本では懲罰的な軍事行動を求める声がネットから出てきている。
一度懲らしめる必要があると思う人々が多くなっている。
パスポートの審査強化から始まり、関税の復活など各種優遇措置の廃止、TPP参加反対など経済圏からの締め出しを順次していくことが想定される。
当然韓国国内の経済状況は悪化の一途を辿ることとなる。
韓国は国内状況が悪化すると反日をやる傾向がある。
対外問題に意識を向けさせることで国内問題から目をそむける効果を狙っている。
しかし今回から日本はマジギレしているため火種が大きくなる。
今までは韓国が一方的に難癖をつけて日本がなだめる役目であった。
今後は日本も韓国に反論をしていくこととなる。
両国の関係は悪化し、懲罰的な軍事行動を求める過激派が多くなるだろう。
懲罰的な軍事行動ほど危険なものはない。
なぜなら戦争目的が不明確であるからだ。
本来戦争とは相手に明確な要求を突きつけて行うものだからだ。
相手の政治体制の変更や領土要求など具体性があり、外交交渉の決裂によって戦争が行われる。
勝った負けたをやった後に外交交渉で収めどころを決める流れとなる。
しかし懲罰的な戦争というのは相手に対してどこまで求めるかが明確ではない。
相手の名誉や自尊心を傷つけるだけの行動は相手から憎しみを買う以外の効果はない。
憂さ晴らしのために数多の死体を築くことになる。
日中戦争のときも懲罰的な軍事行動が拡大した結果、泥沼とかした。
むやみに戦果拡大を行った結果、押しも引くもできなくなった。
日本にしてみれば韓国領土を得たとしても負債が多くなるだけである。
人心は反日であり、経済的に魅力があるわけでもない。
北朝鮮と国境を接することとなり、さらに中国やロシアとの軋轢も生じる。
なにより日本には韓国に常駐させるだけの軍事力もない。
そのため日本が韓国に攻撃をしかけたとしても持続性はなく、日中戦争のように泥沼になる可能性が高い。
また韓国と日本が戦争となった場合、勝敗が決まりかけたときに北朝鮮による攻撃が行われる可能性が高くなる。
ソウルに大軍を送り込み手薄になった防衛線を突破するだろう。
日本は北朝鮮のために韓国と戦争したという結果になりかねないのだ。
今の日本にとって韓国はリスクや負債があまりにも大きい。
戦争し韓国政府を打倒したとしても国内が纏まらない。
そして北朝鮮の脅威に日本が立たされることとなる。
害ばかりで益はない。
日本にできることは日本の経済圏から韓国を締め出し、ほっておく以外の対処法がない。
手間も時間もかかる方法ではある。
とはいえ隣国が消滅することがない以上根気よく付き合っていく以外はないのだ。