私は誰かの知識によってできている

自分の知識は誰かの知識や情報の集積体に過ぎず、そこに個はあるのだろうか?っという体でダラダラ書く

危険物乙4を受けた感想

危険物乙4を受けました。

入社後の上司面談にて電験三種を受ける話をしたときに、一つしか受けないのという煽り文句を受けた。

とっさに簡単そうな危険物乙4も受けますと言ったことが原因だ。

しかし上司は7月にて退職しやがったし…

そして文書に記載だけが残った。

結果的には一発合格できたのでよかったが、正直簡単だと思っていた。

危険物乙4は危険物取扱者という資格の一部で、甲種、乙種、丙種がある。

丙種は特定の危険物だけを取り扱える資格で、ガソリンとか重油とか特定の物品だけを取り扱える。

乙種危険物取扱者は第一類~第六類までの6種類に分類されたものでガソリンや重油は第四類に属しており、引火性液体に分類されている。

乙四種に合格すると引火性液体に分類される物品を取扱できる。

甲種は全ての危険物を取り扱える資格で、主に研究職や大規模製造所等で必要とされる資格である。

乙種は高校生でも受験できるため、ガソリンスタンドで時給を上げるために受験する人もいることをよく聞いた。

そのためなめていた。

2年くらい前にやろうと思って買ってあった下記本を使用して勉強開始。

 

乙種第4類危険物取扱者合格テキスト&問題集

乙種第4類危険物取扱者合格テキスト&問題集

 

一ヶ月半ほど前から本を見始めた。

試験は危険物に関する法令15問、基礎的な物理学及び基礎的な科学10問、危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法10問、計35問を2時間で解くことになる。

昔聞いたのは全体で6割かつ各項目で4割と聞いた気がした。

しかし現在は各項目で6割ずつとらないと合格できない。

特に10問の内6問以上正解は精神的に負担が大きい気がする。

 

勉強し始めて思ったのは結構難しい内容であることだ。

試験は危険物に関する法令では危険物の定義から始まり、法律的な取扱に関する規定、建物等の貯蔵の規定等を学ぶ。

この辺に関しては法律とか行政とやり取りしていれば簡単である。

行政独特の考え方が反映されている部分で、高校生はこういった考え方を身につけるのは大変だと思う。

基礎的な物理学及び基礎的な科学では高校の科学等で学ぶ熱、温度と湿度、化学式等の物理基礎理論を学ぶ。

しかし試験で実際に出るのは酸と塩基、酸化と還元、消火理論といったことを中心とする内容だ。

molの計算も出てくるらしいが、計算は効率性が悪いので捨てても問題ない。

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法では類ごとの特性や消火するのに適した方法、乙四の場合は乙四に該当する具体的な品目の特性を学ぶ。

例えば水をかけると発火する性質のものには砂をかけたりして窒息させて消火するといったことを覚える。

設備系をいじっている人間であれば消火設備や法令系はすんなり入ってくる。

しかし高校物理で学ぶような内容はなゆたの彼方に飛んでいっているので覚えるのが大変だった。

また危険物の性質については馴染みのない物質があり、馴染みがあったとしても加工後に目にしたりする物質なので系統づけて覚えるのが大変だった。

危険物はそれぞれに指定数量があり、指定数量の数字がばらばらなのでリンクさせるのは一苦労だった。

 

テキストの種類がたくさんあるので自分の勉強しやすいのを選べばいいと思う。

しかしテキストは網羅的に書いてあるので、実際試験に出ない範囲まで書かれている。

自分はテキストを3回くらい読んだ段階で、google先生で過去問検索した。

危険物乙4の過去問をやろう | 過去10年間にわたる過去問で出題頻度が高い過去問とは?

アフィリエイトサイトっぽい見た目だが過去問がたくさんあり、さらに特定のジャンルを集中的に選べる。

そのため弱点を補ったり、わからなかったこを理解するのにも使えた。

また乙四は受けている人が多いため、どんなことでもテキストの内容がわからなければ検索すれば回答が出てくる。

なめてかかると落ちるのとテキストだけで過去問やらないと落ちるが、webも駆使して覚える気力があれば合格するという当たり前の結論になる。

なお試験結果は試験終了後1時間位待てば結果が出てくる。

帰っても試験翌日の正午に発表される。

その時別途受験番号を控えておいたほうがいい。

当日受験票も回収されるので受験番号がわからず、掲示板を写真にとっていた人が多かった。

それだけ試験なれしていない人が多い証拠でもある。

合格率も気にする必要はない。

受験者数が多いため、質にばらつきがあり数字の意味をなしていないからだ。

過去問を中心にやっていれば受かると思った。