警察24時をみて犯罪者の高学歴化について思うこと
youtubeで警察24時のような番組を見ていた。
その内容は窃盗車両とナンバー偽造した車で、ガソリンスタンド等の機械から現金を奪うという手口だった。
海外でもそうだが、番組に登場するような犯罪者は低学歴で簡単な工具等で犯罪が可能な手口が多い。
また店舗型風俗店といったものもコネが必要なものもある。
しかし基本的に低学歴者でもできるものが多い。
一回あたりの実入りも少なく数万程度でしかない。
リスクに対するリターンがあまりにも少ない。
こういった犯罪は主に現金をいかに獲得するかに集約される。
しかし昨今現金の取扱は減少しつつある。
電子決済の普及によってこういった現金を獲得するような犯罪はそもそもできにくくなっている。
また電子化したことで金の流れが可視化できるようになった。
このため現金の取扱量も減少している。
今後強盗を行いたくとも現金の取扱量がさらに減少すれば、強盗すらできなくなる。
強盗の形態はブランド品等へ比重を移すことになるだろう。
しかしブランド品等もオークションなどで売る必要がある。
そうすれば足の付く可能性もさらに大きくなる。
街のチンピラなどが行うような小銭稼ぎは、さらにしにくくなるだろう。
また車は解体して転売するのとそのままコンテナに乗せて海外へ売る方法がある。
しかし車といった窃盗するモノ自体にも複雑な防犯システムが組み込まれている。
その結果防犯システムをやぶるための機械をレンタルや購入する必要がでてくる。
当然購入金額は相手の言い値になる。
買わなければ自動車窃盗できないということもある。
こうなると犯罪でも2極化がより進行することとなる。
ネット取引やハッキングなどに長けた人物により多くの仕事が舞い込むこととなる。
仕事自体も少人数でより多くの金額を稼げるようになる。
カードを奪ったとしても、監視カメラ等によって現金化するときを監視されている。
スキミングを使用したとしても使用料が取られるか、元締めとつながっていなければ使えないといったこともある。
生きていくために犯罪に手を染めることが今までの社会であった。
しかし生きていくために犯罪に手を染められない時代が来るかもしれない。
企業の巨大化にあわせて犯罪も大規模な組織なしにできなくるのかもしれない。
そこで雇われるのも自分で考え、行動できる能動的な人材であろう。
そうでなければ使い捨ての駒にされる。
またスキミング等の開発といった技術者はかなり儲けることができる時代になった。
技術は常に進化しており、数年で新たな商品を提供し続けることができる。
買い手から多く儲けることができる。
現場での単純作業は今後、低学歴や無知な連中が占めるだろう。
リスクに合わない金額で働かされることになる。
犯罪社会も世間も大してかわらない。