朝鮮半島の脅威について思う
seiryuu123.hatenablog.comはてなから親切に振り返りませんかメールが来たので書いてみようと思った。
上記の話は北朝鮮と戦争するのが一番マシという普通の人からすればずいぶんな話だと思う。
一年経って結局のところ進展はなかった。
トランプ大統領と金書記長が会談した。
しかし結局日本がかつてやられたように、人骨らしきものが渡されただけだ。
北はアメリカが最も嫌がっているICBMの射程延長をまだ画策している。
米本土へ到達する核ミサイルが実践配備される前にアメリカがどう動くかという焦点に移りつつある。
同時に中国の目の前で戦争することに対して、中国は黙ってはいないだろう。
結局のところ以前より話をしているが、北朝鮮の体制が核によって保証されている限り放棄はありえない。
選択は2つに一つとなる。
この場合アメリカにとっても北と対等な関係で付き合うしかない。
冷戦のごとく北がいつか倒れることをひたすら願うのだ。
同時に拡大を続ける中国とのセットとして考えられる。
中国を盟主とする体制とアメリカを盟主とする体制とのにらみ合いとなる。
こうなると封じ込め政策が復活する。
核を互いに持って威嚇し合うMAD戦略という相互確証破壊が成立する。
はれて世界は1950年代まで後退することとなる。
もう一つは予防的先制攻撃によって北の核保有能力を奪うことである。
この場合中国の出方も心配ではある。
だが核保有能力を奪うことができれば問題は解決される。
しかし奪い切る前に起爆や発射された場合、甚大な被害が出る。
また北の地上軍がソウルになだれ込んでくる。
1000万人近くいる人々が戦火にさらされることとなる。
とはいえソウルについて言えばずっと前から言われ続けているにも関わらず首都を移転していない。
もう計算の外になっている。
そうなれば残されるのは韓国にいる、米地上軍と日本の米軍基地となる。
地上での起爆はいかんともし難い。
だが米地上軍と米軍基地については弾道ミサイルを迎撃できる。
とはいえ100%ではないが、リスクを図れる材料とはなる。
言っていることが狂っているように思われるかもしれない。
しかし実際冷戦時代に散々検討されていたことが繰り返されているに過ぎない。
戦争は政治目的の達成に使われる外交の一形態である。
核が使われようが政治目的の達成がなされればいい。
もちろん最もコストがかかる方法ではある。
しかし世界が国家によって支配されている以上、今後も戦争はなくなることはない。
そして意思を相手に強要できない限り、核の放棄と朝鮮半島の脅威は残り続けるだろう。