人にお金を貸すということ
社会人になっても同僚等からお金を借りようとする話があった。
人にお金を貸すということは その人に対して いくらお金をあげられるかということだ 。
人にお金を貸す場合、返してもらうことを考えるのではなく、いくらならあげられるかという相手に対する信頼性の問題となる。
その人の人格や素行に対する評価としていくら貸すかという問題でもある。
だから通常お金の貸し借りというのはおおっぴらかに行われないのは、互いにとって信頼性を金銭に変更しようとする行為にもなるからでもある。
だが、時としてやむ負えない理由から貸さざる負えないことがあったとしても上記の点に気を付ければ損失はそこまで多くはない。
借りる側の人間の性質について共通項がある。
そもそも自分の分を超えたお金を使っているのにも関わらず、さらに他者からも借りるという行為自体が身の程を知らないという言葉があう。
自制心が欠如したことから金銭トラブルが起こるのだ。
そういった人間を見極めるには、日頃からの行いを観察し、情ではなく行いの評価とする。
そのことは自分を守ることにもつながる。
自分を守ることは大切であることを対人関係では欠落する時がある。
学校教育では、調和と他者が困っているときは助ける心を尊ぶ。
しかし世の中ではパラドックスが通常といってもいい。
世間の正義が必ずしも自分にとって良い結果をもたらすとは限らない。
そしてこの場合、互いにとってひどい結果となることは必然である。
金の貸し借りはしないのは先人の知恵でもあるのだ。